はくさい
8月中旬に植えられた苗は、奈良の初冬の訪れとともに出荷が始まります。
宇陀市、曽爾村、御杖村など、大和高原地域の南部に位置するこの地域は、標高400~600mの中山間地域です。近年、農家の高齢化、担い手不足が進行し、遊休農地が年々増加する中、はくさいは重点推進品目の一つとして選定されました。栽培を広く普及するために、JAでは育苗をはじめ、移植機を用いて定植作業を請け負うなどしてきました。その結果、平成14年度には特定野菜等供給産地育成価格差補給事業の対象産地となり、大和高原地域の特産品の一つとしても定着しつつあります。また、農地を有効利用するために、秋冬はくさいの裏作としてかぼちゃや春レタスを導入した作付体系も拡大しつつあります。
はくさいは黄芯系の品種を利用しており、球形、品質、食味ともに優れ、消費者から高い評価を受けています。
主な産地
宇陀市、曽爾村、御杖村
旬の時期
10月中旬~12月下旬
- この特産品についての
お問い合わせ -
奈良県農業協同組合
TEL. 0742-27-4100